学生時代の話です。
実家から離れて一人暮らしをしていたので生活費を稼ぐためにアルバイトをしてました。
飲食店のアルバイト(居酒屋)だったのでお正月は稼ぎ時です。
シフト制だったので休み希望を出せばお正月も休みにはできたのですがみんな考えていることは同じで、お正月の休み希望は私が記入する頃には全て埋まってました。
変わってほしいと言える程仲の良い人もおらず、仕方なくお正月も勤務しました。
お店が終わるのが深夜11:30だったので全てのかたずけが終わったころには年が明けてました。
年が明けたことも知らなまま働いていたとこにちょっぴり悲しくなりました。
帰りの道では同窓会だったのか久しぶりに顔を合わせたと思われる集団が仲良さそうにほろ酔いで
歩いており、ふと、地元からお正月に同窓会の誘いがあったことを思い出し、今頃みんなもこんなふうに楽しく思い出話をしているのか・・。と思いセンチメンタルになった記憶があります。
いたたまれず帰り道のコンビニでワインを買って、明け方に一人、寝酒をしました。
私が遅く起きた朝に年賀状がポストに入っていて地元の友達から会えるの楽しみにしているとコメントがあった時、来年こそは絶対に地元に帰ろうと心に決めたことを覚えています。
でももしその頃に、今のような小人数分で注文できる宅配おせちがあったら、ささやかなお正月気分を味わえたのかもしれません。
今は一人前からおせちが注文できるんですね。